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2024.02.23 更新

フットサルボールから

どーも団長の佐藤勇一です No.644

●••昨日は、キッズ〜小学1.2.3年生の練習を雄和体育館で行いました。雪が積もって寒い1日で、その影響もあってか、練習開始が予定よりも10分ほど遅れての開始になってしまいました。練習の始めから、3年生グループを私が担当して、キッズ〜1.2年生は加藤コーチグループと北ノ口コーチグループの2グループにして練習を進めました。両コーチグループは、すぐにドリブル練習に入りましたが、3年生グループはフットサルのルール説明から始めてみました。この年代になると、いろいろなことに興味を持つようになり、吸収も早いのでルールを知ることからまず始めようとの考えで行いました。ルール説明の後、キックインやボールクリアランス、コーナーキックなど説明した後、グループでアイデアを出して実践練習をしてもらいました。この中には、すでに上級生に混じって公式戦に出場している選手たちもいるので、彼らを練習リーダーとして進めてみました。

●••フットサルで使用するボールは、大きさが3号球くらいで、通常グランドで使用している4号球よりひとまわり小さく、重くて弾まない構造となっています。そういうことから、パスを含めて技術の誤魔化しができないので、欠点がすぐに分かります。すぐに分かるということは、すぐに直すことがきることに繋がります。昨日は、パスの練習も行いましたが、うまくできない選手の原因がすぐに分かって、アドバイスをすると、どんどん上達してくれていました。また、ボールが小さいことで、「技」の練習にも有効で、雪国でのフットサルは貴重な練習手段となっています。それにしても、この年代は吸収が早いです。

●••練習の切れ目に、給水タイムも取ることが多いのですが、次の練習メニューの準備をしていると、率先して手伝ってくれる選手とそうでない選手たちに分かれます。いつも手伝ってくれるのは、リーダー的な選手が多いのですが、みんなが手伝ってくれる環境をつくるためには、どうしたらよいか・・その原因を探りながら、みんなが手伝ってくれるようになるためにはどうしたらよいか、それが習慣になるようにしたいと思っています。よく考えてみると、ミニゲームを行うために、ゴールを移動する時は、たくさんの選手たちが自発的に手伝ってくれることが参考になります。

●••今日の金曜日は祝日で、U-11が釜石日帰り遠征、U-14が八橋SPDFで青森FCさんとトレーニングマッチを行う予定でしたが、降雪のため残念ながらどちらも中止となってしまいました。急遽、日程を変更して、クラブ人工芝室内練習場で午前練習が小学生、午後練習は小学6年生と中学生としました。明日から2日間はU-11が宮城遠征、U-14とU-12が八橋SPDFで岩手県・太田東さんとトレーニングマッチを予定してますが、積雪の状態が心配です。

●••近年全国各地で、サッカースタジアムの建設や整備計画の論議が盛んになっています。そうした中、地方では少子・高齢化が急速に進み、人口減少に歯止めがかかりません。サッカーのスタジアム整備は、Jリーグが集客人数や照明の明るさ、屋根の面積、トイレ、ロッカーなどの基準のほか、スタジアムの収容人数クリアーによってライセンスが交付されるという仕組みになっているようです。この基準は、年々緩和され、毎年緩やかになっているようですが、地方公共団体の関わり方が論議になっているようです。厳しい財政事情の市・県は、将来も考えて慎重になることも多いようです。つなみに、国立競技場は、年間3億円の利用収入に対して、10億円の維持管理費が想定されているとのことです。札幌ドームも市の第三セクターが運営・管理していますが、ご存知のように日本ハムが自前でボールパークを建設整備して本拠地を札幌ドームから移転すると、赤字となっているようです。コンサドーレ札幌の試合は、リーグ戦で年間9試合程度、カップ戦があったとしても年間1.2試合程度のものです。地方では、企業の進出もままならず、若者の流出も恒常的に続いています。基幹産業である農業経営者も年々高齢化が進み衰退の一途を辿っているのが現状です。災害に強い街づくり、基幹産業の再構築、少子・高齢化対策、福祉施策の充実、上下水道の老朽化対策など地方の課題は、山積しています。こうしたことから、地方の箱物施策は、将来を見据えて行なってもらいたいと思うのは、私ばかりでしょうか。

●••今週末は、いつもの冬と違って、突然の「どか雪」に悩まされています。ただ、道路に積雪がないのが何よりです。今週末もよろしくお願い申し上げます。