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2022.02.21 更新

ホワイト・アウト

どーも 団長の佐藤勇一です‥№311

朝起きて外を見ると、すべてが白いカーテンに包まれているような、真っ白な世界が現れました。数メートル先の木々も見えないほどで、強烈な風雪、強烈な地吹雪を通り越して「ホワイト・アウト」となっています。風速はおそらく30m/sくらいに感じられます。今日1日は覚悟をしなければなりません。

こんなホワイト・アウトの中でも、学校に通っている子供たちを心配している日が多くなっています。私の小学生時代は、吹雪になるとバスが来なくて、上級生が先頭になって集団登下校した記憶があります。終日吹雪の天気予報になると、授業も午前中で終わって呼吸もできないくらいの風雪に耐えて帰ったことを思い出します。

ホワイト・アウトになると私の日課は、室内練習場の見回りから始まります。この数日、降雪量も多く、連日見回りを続けています。幸い、強烈な風雪にも元気な室内練習場を見ると、いつもほっとする毎日です。最近は、強い風雪があっても案外のんびり構えるようになりました。そりは、夏から秋にかけて、室内練習場の防風ネットの強化整備をしていたので、安心度が高くなっているようです。備えあれば憂いなし、という心境です。

最近は、スポーツ活動の自粛延長により、Jリーグの試合やラ・リーガー、ヨーロッパチャンピオンリーグをテレビ観戦する機会が多くなりました。興味のある試合は、未明に多いので、少し生活のリズムが変わってきました。海外の試合からは学ぶことが多くあります。Jリーグの試合は、地上波やBSでも少なく、開幕戦の横浜FMとC大阪の試合を見る機会がありました。押され気味のC大阪が、17歳の選手を投入すると戦況が変わって同点に追い付く場面を見ました。若い選手が試合の流れを変えていました。海外の試合でも、十代の若い選手が活躍している場面を多く見るようになりました。世界の育成環境や監督の眼が変わってきて、どんどん進化しているように感じられます。

もう一つ、テレビ観戦しているといつも感じることは、ホワイト・アウトの世界に住んでいる子供たちは、この時期に太陽の下でサッカーができる環境を羨ましく思うだろうな・・ということです。ホワイト・アウトの時期になると、いつも心が痛みます。

秋田県に、30フロアーくらいある長屋風の体育館があったらどんなに素晴らしいか・・観客席はいらないので、15フロアーは人工芝、15フロアーは秋田杉を加工した床にするとかはどんなものでしょうか。この方法だと壁部分、暖房、除雪などが共有できるため、建築費、ランニングコストも抑えられます。思い切って長屋風の体育館をつくる発想はないものだろか。

オミクロン株が蔓延しています。強烈なホワイト・アウトと一緒に吹き飛んで行ってほしいと願わずにはいられません。