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2021.06.18 更新

「ジャイキリ」と「レベルフリーのリーグ戦」から見えるもの・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№224

《ジャイアントキーリング(ジャイキリ)現象》
元日に決勝戦が行われる天皇杯サッカー、都道府県予選を勝ち抜いたチームとシードチームが参戦するトーナメント戦の一・二回戦があちこちで開催されています。報道を見ると、大学チーム、アマチュアチームの活躍が目を引きます。最近の戦績では、J3八戸がJ1横浜FCを破ったり、「おこすやす京都」がJ1「サンフレッチェ広島」を5-1のスコアーで大勝したり、たくさんのジャイアントキーリング(ジャイキリ)が起こっています。プロ選手たちのチームがアマチュアチームに敗れる、という現象は、たまに起こるからジャイアントキーリング(ジャイキリ)というのであって、最近の日本サッカーではこの言葉はなくなっているような気がします。

ジャイアントキーリング(ジャイキリ)とは、スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利をもぎ取る、いわゆる「番狂わせ」を意味する表現と解説されています。

これまでのサッカーにおけるジャイキリは、PK戦までもつれ込んでみたいに、接戦からの敗戦が大方だったのが、1-5のスコアーにはびっくりさせられました。これが天皇杯の醍醐味といわれればそれまでですが、強化に多くの力を注いでいるアマチュアチームが増えていることや、それらのチーム、個人レベルがどんどん上がってきていることの表れかもしれません。サッカーを職業にしているプロ選手とはどれくらいのレベルを指しているのでしょうか。勝った負けた以上に、観客を魅了して、わくわくさせてくれるプロ選手、それを対価として生業(なりわい)にしている本物のプロ選手はそんなにいないのではないかと思うのは、私ばかりでしょうか。どんどんどん国民のサッカーを見る目も肥えてきています。

《決勝戦は引き分けで、両チーム優勝となりました》
さて、昨日の木曜日は、キッズ~小学3年生と小学4年生を対象にした「クラブ内トレセン」(特別練習会)、中学生の練習でした。小学2.3.4年生が顔を揃える機会が少ないため、練習開始から私と矢作コーチが担当して学年合体練習となりました。ドリブルとリフティングから始まった練習は、7人のリーダーがメニューを提示して行います。指導者は、できていない選手を探して、矢作コーチが別メニューで指導してくれています。

せっかくの機会だったので、ゲームの時間を60分間とりました。全員をレベルフリーで6チーム編成して、3チームが二ブロックに分かれて二つのピッチでリーグ戦を戦います。その後、順位決定戦となり盛り上がりましたね。

この日のテーマは、「失敗を恐れず、自分を出して戦うこと」と「二つ以上のポジションを必ずやること」でした。それに「コーナーキックは順序に行うこと」と「ゴールキーパーも順序に行うこと」でした。決勝戦は、引き分けとなり両チーム優勝となりました。

学年は関係なく、どんどん仕掛けて行く選手が増えています。失敗しても、「もう一回チャレンジだね」と声をかけると、また果敢にゴールをめざします。おもしろいわくわくする選手もたくさん発見しました。次回からの練習がまた楽しみです。伸び盛りです。

「やってやれないことはない、やれないところはちょっとの努力・・」・・また一緒に頑張ろう。