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2021.05.19 更新

ブラジルを超せるだろうか・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№199

私は、指導歴が長いだけの指導者ですが、幾つかの思うことがあります。昔の話をすれば、笑われることは分かっていますが、ついつい脳に浮かんでくるものですから、ご容赦願いたいと思います。

私かサッカー少年団を結成して、間もなくだったでしょうか。現在のABS秋田放送で夕方の16:00頃から30分くらい、海外サッカーの放映がありました。記憶では富士商会がスポンサーの「ワールドサッカー」というタイトルだったと思います。当時、テレビではサッカーの試合を放送するなんていうのはほとんどなかった時代で、プロ野球が全盛、年末年始にはラグビーの大学選手権がテレビを賑わせておりました。サッカーも元旦に決勝戦が行われた天皇杯決勝のテレビ放映が由一の楽しみでした。

富士商会提供の「ワールドサッカー」は、外国のプレーを見れると好評でしたが、実は録画のソフトが不安定で、ザーザーと画面が乱れることは常で、プレーヤーもはっきりと映っていないようなものでした。なんとなくすごいなぁーとテレビ鑑賞したことを覚えています。

その時代は、小学生の数も多く、学校区単位の各スポーツ少年団の団員も多かったものです。そして、Jリーグが創設され、開幕戦であった東京ヴィルディーの緑のユニホームを鮮明に覚えています。その時私は、「数年後にはブラジルを超せるだろう」と思ったものです。その要因は、当時の少年サッカーが量と質ともに進化していると思ったからでした。

月日は流れ、現在は日本からヨーロッパや強豪と言われる諸外国に移籍する選手も出ていますが、残念ながらブラジルの上に行くことは実現していません。それでも少年サッカーのレベルは毎年上がっているのです。でもどう見てもブラジルには追い付いていません。その理由は私には分かりませんが、原因が必ずあるはずです。

Jリーグを見ていると、成績が振るわないと「助っ人」と称して、外国人選手をスカウトして勝ちを求めるチームがほとんどです。Bリーグに至っては、テレビを見ていると画面に映るのは外国人選手ばかりのような気がします。

少年サッカーの現状は、少子化現象に加えて、スポーツの多様化などでサッカーをする子供たちが減少しております。代表チームやJリーグのレベルを上げようとしても、サッカーを始めるきっかけをつくっている少年チームを大切にしないと、サッカー人口がスモールの方向に向かうことを危惧しているのは私ばかりでしょうか。

子供たちの健やかな成長を願って・・今日も頑張って行きましょう。