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2020.07.11 更新

ギブスの少年

どーも 団長の佐藤勇一です‥№6

『ギブスの少年』
また骨折の話になりますが、先週、二人の選手から「遊んでいて骨折したので練習をお休みします」「学校の体育の授業中に骨折してしまいました」という連絡が入りました。コロナウィルス感染により長かったstay homeの影響なのかと思っておりました。

水曜日は、小学3~6年生までの練習日で、送迎バスを運転していると、腕にギブスをして待っている少年が乗り込んできました。運動靴は履いているものの、服装は私服でした。「よく来たね、今日は練習の見学だね・・」と話すと「うん」という返事が返ってきました。練習中その選手を注意して見ていると、あっちに行ったり、こっちに来たりと落ち着かない時間を過ごしました。「よく我慢したな」と話すとまた「うん」という返事が返ってきました。
次の日の木曜日は、幼稚園児から小学3年生の低学年と中学生の練習日となっています。この日は私の運転ルートが昨日とは変わるため、昨日と同じ服装でバスから降りてきました。両日バスに乗ってきたということは、何年生がおわかりになったと思います。そうです小学3年生です。

練習の始まる前に声をかけました。「対人練習は禁止だよ、我慢してキッズと小学1年生コースの練習はどう・・」と言うと「うん」という返事が返ってきました。うれしそうにボールタッチやドリブル、リフティングを汗だくで頑張っている姿に、練習に来るという意識の高さを感じざるを得ません。

帰りは私のバスルートだったので、「骨折しても体を動かすと血液の流れがよくなり、早く治るんだよ・・」と話すと満足そうな顔をみせてくれました。

「うん」という返事には、いろいろな意味が込められています。どんなことを考えて「うん」と言っているのか、その返事には多様さと深さがあるのです。サッカーは自分で判断し決断するスポーツです。日常生活とつながっているのです。