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2024.02.14 更新

「勘違い」・・うさぎと亀さん物語

どーも団長の佐藤勇一です No.635

●••これまでの経験から、子供たちのスポーツ活動において、「勘違い」はあらゆる面で存在しています。日常の生活においても「勘違い」がたくさんあって、私たち指導者や父母のみなさんにおいてもいろいろと経験されていることと思います。ジュニア年代(小学生)のサッカーでは、数年前から公式試合が8人制となっているため、体が大きくて足の速い選手が活躍して目立つことが少なくありません。子供たちの中には、小学生段階で身体の成長が早く出来上ってパワーのある「早熟」の子供もおります。そのような子供は、足も速く試合でも目立つ存在になり、トレーニングセンター(トレセン)の選手に選考される現実をこれまで見てきました。一方、身体が小さく、いわゆる「遅熟」の子供たちは、この段階ではパワーを感じられなのですか、技術を身に付けて、努力しながら成長していく例が多くありました。

●••そして、ジュニアユース(中学生年代)やユース(高校年代)になると、「遅熟」であった身体の小さかった子供たちが急に身長が伸びて、びっくりさせられることが日常茶飯事となってきます。それによって、さまざまなコトの変化が起こってきます。「早熟」の選手と「遅熟」の選手の身長、サッカーレベルの差がなくなり、時には追い越されるというような逆転現象を見てきました。よく例に出される「うさぎと亀さん物語」です。子供たちには、うさぎさんタイプ、亀さんタイプがあります。ここで大切なコトは・・ジュニア年代で「技術&テクニック」をしっかりと身に付けることこそが大事であると思います。高校年代になると「技術&テクニック」を身に付けることは難しく、「即座の習得」が可能なこの時期を逸してはなりません。将来の伸び代のためにも、大切なことであると思っています。これまで、順風満帆であった選手が上のカテゴリーで悩むようになると、選手より早く、親が挫折することもあるようです。

●••前にも何回か書いた記憶がありますが、中学生年代になると、竹の子のように急激に身長が伸びてくる選手がたくさん出て来ます。この時期、選手たちが経験することは、思うようにプレーができなく、壁にあたり「スランプ」として感ずることがあります。この現象は、身長の伸びに筋力の発達が付いてこないために起こるもので「クラムジー」と言われています。いちじきの現象ですが、こんな時、父母のみなさん「クラムジーかな・・」と直感して、励ましの声をかけてもらいたいものです。食事と日常の練習活動をしっかりと続けることが大事て。あることは、言うまでもありません。

●・・今週も「勘違い」をしないように、何事にも前向きに取組んでいきたいと思います。