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2023.07.19 更新

教訓

どーも 団長の佐藤勇一です‥№568

九州地方の線状降水帯を心配していたら、今度は秋田を線状降水帯が襲い、大きな被害を受けています。河川の増水による堤防の氾濫、決壊などで秋田市の中心部を含めて床上・床下浸水被害が多発しました。クラブの選手宅も被災した家があります。

子供たちの野菜農園も7月16日(日)には、大量の水には勝てず畑全体が浸水被害を受けました。7月17日は、練習終了後に始めての収穫をする予定でしたが、残念としか言いようがありません。7月18日は水も引いて、水の中から野菜たちが表れてきたので、傷んだナスやキュウリを除去処理しました。トマトもダメージを受けています。畑の周辺の水田も潅水してしまいましたが、まだ出穂の前だったので被害は少ないと思われます。

今日も雲の動きや雨雲の動きを見ると、6時間後位に大雨の雲が確認されます。山形県や新潟県に向かっていますが、ちょっとずれると秋田県を直撃するような位置にあります。線状降水帯を見ていると、次々と雨雲が湧いてきて、留まることがありませんでした。

気象変動によって、毎年このような状態が続いていますが、一級河川の雄物川や二級河川の岩見川、秋田市の中心部を流れる旭川など、対策が遅れています。この水害でわかったことは、大きな川が増水すると支流の川の水か流れなくなるために、水が停滞して住宅地に被害をもたらすようです。

私の家も、雄物川と岩見川の間にあるため、堰の水が低いと所に溜まって広大な湖のようでした。私の家もあと20cmで浸水の被害に見舞われるところでした。車庫の自家用車を高い位置にある駐車場に移して、小屋にあるトラクターや除雪機、乗用草刈り機械なども自宅より高いところにある人工芝室内練習場に移動させました。クラブ事務所の入り口にあったリフレットも浸水があればと階段の上に移動しました。7月16日(日)は、雄物川の氾濫警報があったので、家族で夕方までサイクリングターミナルに一時避難をしました。雄和地区の住民は、雄物川が決壊するのでないかと、これが一番の心配でした。この目で見て回った限りでは、雄物川は少し堤防に余裕がありましたが、岩見川はあと少しで氾濫の状況でした。芝野付近では雄物川の堤防の下面から2か所ほど水が流れていましたし、岩見川の水が雄物川に合流する雄和側の堤防も2か所ほど堤防の下面から水が出ていました。この増水は、大平山付近の雨量が多かったことによるもので、それによって岩見ダムも放水する事態となったのです。

とくかく、自然の驚異を思い知らされた数日でした。毎年起こる線状降水帯による大被害に対応する計画はもちろんですが、実行に移してもらいたいと住民は願っているのですが・・。留まる水をポンプで強制排水する施設も必要です。税金の使い道は、ことした対応を最優先に考えてほしいものです。これから秋田市では、上・下水道の改修や修繕、農業被害への対策など、小手先の対策では限界があることを知らされました。

幸い、スポルティフタウン、人工芝室内練習場などの被害はありませんでした。この雨雲が去ると、一気に暑い夏が待っています。クラブの活動もしっかりと対策を講じて実行していきます。子供たちにとっては成長の場であり、ストレス解消の場でもあります。

今週も、雨に負けないで頑張って行きましょう。