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2020.07.27 更新

記憶に残る人のこと

どーも 団長の佐藤勇一です‥№22

『記憶に残る人のこと』
川添少年団のOBで鈴木天(たかし)くんという素晴らしい人材おりました。彼のことを記憶に残しておかなければならいと、思いを募らせています。

天くんは、昭和51年度川添少年団の六年生でした。秋田高校で活躍した小助川誠生、秋田商業で活躍した堀井郁夫、堀井修、それに鈴木天くんも一年生からレギュラーとして、秋田商業で大きな成果を残した人でした。身長も高く、ディフェンスの中心選手で全国大会でも大活躍をしたことを覚えています。

彼は小学生時代から長身で、恵まれた体と明るい性格の選手でした。秋田商業高校から順天堂大学に進学してもサッカー部で活躍するとともに教職の免許も取得していました。そして秋田県の教員試験にも合格して、教職の道に進むことになっていました。大学四年生の夏には、私の家までランニングしてきて「どうも・・」と玄関にあらわれ、夕食をともにしたこともあります。どんぶりで三杯くらいは食べていたように思います。明るい性格で、大学でのサッカー部のこと、将来の夢を語ってくれました。将来は高校サッカー部の監督をしたい、とよく言っておりました。

そして、卒業して秋田に帰って、一旦東京に戻った時に、大学の友達と食事をして帰る途中に交通事故で他界してしまったのです。一報を聞いたときは前が真っ白になりました。信じられないことでした。

人へのやさしさ、自分への厳しさ、誰からも慕われる独特の雰囲気を持っていました。きっとサッカーの指導者として大成したに違いないと今も思っています。彼を亡くしたことは、秋田県サッカー界にとっても大きな損失でした。