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2020.07.16 更新

少年S選手のこと・・二足の草鞋(わらじ)

どーも 団長の佐藤勇一です‥№11

『少年S選手のこと・・二足の草鞋(わらじ)』

スポルティフ秋田では、公式戦には2~3チームを編成して出場しています。先週から始まった秋田市U-12リーグ戦には、アミーゴスとボンボネーラの2チームが各二試合を戦いました。

ボンボネーラのトップを張るS選手は、二ヶ月前までゴールキーパー(GK)とフィルドプレーヤー(FP)のどちらもこなせる選手にしようと二足の草鞋(わらじ)を履かせていました。彼は、体は小さいものの運動能力は優れているので、大丈夫と思っていましたが、悩んでいるような気がしました。
クラブの練習中のゲームでは、みんなが順番にGKするというひとにしています。GKもFPを行います。FPもディフェンスやトップなど複数のポジションに挑戦します。ポジションにはそれぞれ特性があります。この年代で様々なポジションを経験させることで、自分のやりたいポジションを別の角度から感じることができることや、自分にあったポジションも発見できるからです。

S選手が悩んでいることは、何年も指導しているとなんとなく練習時の表情や行動でわかります。そろそろ二足の草鞋を解消する時期がきたと思い、「FP中心にやってみるか・・」と本人と話しました。

それで気持ちの整理がついたのが顔を見てわかりました。もう一つ、それまではただひたすら一人で突破をしようとするプレースタイルが、徐々に味方の選手を使えるようになってきたことでした。心に余裕が出てきた証拠かなぁ・・、人間的にも成長してきていると感じました。プレーの幅が広がって、仲間を生かすようになってから、持っている「技」(わざ)もスムースに出るようになりました。

週一回開催している指導者打合せ会で、ボンボネーラの監督をしてもらっている加藤コーチに、「S選手、どうだった」と聞くと「ばっちりでした。非常によかった」という評価が返ってきました。最近の彼の練習を見ると、活躍するという予想はついていましたが、頑張ってくれたことをうれしく思います。

彼はこれから多くの壁に当たって、それを乗り越えていかなければなりません。その力も持っているように思います。昨日の練習が終わって帰り際「いっぱい食べてなぁ・・」と彼に声をかけました。夏休みが過ぎて秋にかけてさらに脱皮し、成長している少年S選手を見てみたいものです。