ブログ

2024.11.10 更新

冬の足音が聞こえる季節の雑感

どーも団長の佐藤勇一です No.772

 久々の日本列島横断の途中、遠野の山並みは、例年よりも紅葉の色が薄められているように感じました。ここの景色が好きで、この山中を高速道路が通っていることに感謝をしながら大船渡から帰ってきました。

 昨日の土曜日は、私と小林コーチがU-11(小学4.5年生)を引率して、大船渡赤崎人工芝グランドで、サンアルタス大船渡・池田監督にお世話になってきました。また、午後からは佐藤重幸U-15監督自らが引率して、U-13(中学1年生)のトレーニングマッチを陸前高田で行うことができました。毎年のことですが、これから全カテゴリーが冬季練習でもたくさんお世話になることになるので、そのお願いをしてきました。これから雪の降る季節まで、試合経験を選手たちに積み重ねてもらうことや選手それぞれの課題の把握をして、冬季練習に対応することをねらいとして行いました。

 来週からは、平日もスポルティフタウンのナイター施設(照明)を駆使して、夕方に近隣の小学生チームに来ていただき「one night game」を出来るだけ毎日開催することにしています。この企画は、スポルティフタウンのサッカー環境を知ってもらいながら、子どもたちに試合経験を提供するために実施するものです。

 さて、ジュニアユース(中学生)は、今シーズン「みちのくチャレンジリーグ北U-15」と「みちのくリーグ北U-13」を経験させてもらいました。「みちのくチャレンジリーグ北U-15」は2シーズン、「みちのくリーグ北U-13」は始めての参入でした。どちらのリーグも、この年代にとって、定期的に県外の強豪チームと対戦できたことは選手が成長するための素晴らしい機会をいただきました。「みちのくリーグ北U-13」では「入替戦」を戦い残留できたという貴重な経験をすることができるなど、クラブにとっては、ふたつのリーグを戦って幾つかのことを学ぶことができました。そのひとつは、冬季期間の育成の重要性です。私たちはともすれば、冬季練習は長い5ヶ月(11月~3月)と思っていますが、呑気にしていると、あれよあれよと過ぎ去ってしまうということです。どちらのリーグも4月中旬から始まるのですが、その時点でチームが出来上がっていなければなりません。そのために冬季練習は緻密な計画を立てながら実践していく必要性を感じています。特に来シーズンは、7月~8月の猛暑が予想される期間、リーグ戦は中断する可能性があり、それに伴い、開幕戦も早まることになると思います。

 特に「みちのくリーグ北U-13」については、今シーズンから参入させてもらいましたが、チームづくりが遅れたことを反省しております。このリーグは、現在の小学6年生が対象となるため、8人制から11人制へと移行することや新加入の選手の対応について学ぶことができました。これらのことを踏まえて、この秋から「個の育成」&「チームづくり」・・トータルな育成に注力していかなければなりません。

 また、「みちのくチャレンジリーグ北U-15」を戦う意義は、このリーグを戦うために全選手がこれに向かって自ら成長するという意識を持って冬季練習に打ち込むことの重要性です。選手層が厚くなって、それぞれの選手たちがレベルアップして、トップリーグへの昇格が見えてきます。ということは、雪国においても、冬期間をどのように過ごすのか、この考え方と実践をどう進めていくのかを準備段階の今、今シーズンの反省を踏まえて、この1週間指導者が考えることにしたいと思います。冬季期間の重要性は、小・中学ともに共通することでもあります。

 今日は、佐藤重幸U-15監督と荻原GKコーチが中学2.3年生の練習から、スポルティフタウンで行う「スポルティフ秋田の6年生 vs ヴェルディ岩手の6年生」の11人制トレーニングマッチを担当します。小学6年生は、すでに次のステージに立って行動を開始しており、クラブの通常練習においても、中学生カテゴリーで練習をしております。

 また今日は、小学3年生などが、加藤、小林コーチの引率で、由利小学校グランドで由利GBさんのお世話になります。U-13は八橋SPDFでBTO FCさんとblueチームが順位戦、そしてU-13全体のトレーニングマッチも佐藤直樹U-13コーチの元で行われます。私は、小学4.5年生の午後練習を担当となります。

 今日も子どもたちがあらゆる面で、「脱皮・成長」するお手伝いができればと思っています。