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2024.07.08 更新

安比高原での深呼吸

どーも団長の佐藤勇一です No.738

 「毎年、この安比の大会で、夏が来たなぁ・・」と感じられる「八幡平サマーチャレンジカップ2024」が岩手県安比高原ASPAサッカー場で開催され、U-12が参加しました。この大会には、埼玉県のレジスタFCを始め、東北各県からたくさんのチームが参加しています。11面の天然芝グランドで、7月6日(土)は4チームによる予選リーグが行われ、7月7日(日・七夕の日)には、順位トーナメントとなりました。この大会では、各チームの希望により、合間にフレンドリーマッチも組んでもらえるため、参加メンバー全員が試合を経験できるようになっています。U-12アミーゴスの試合結果は、クラブHP【試合結果】に搭載しておりますので、ご覧いただければと思います。フレンドリーマッチでは、グルージャ盛岡、向中野(盛岡市)、川口本町SA(埼玉県)、ヴァレンテ遠野チームと対戦してもらいました。

 大会で使用している天然芝グランドは、地元の安比民宿組合が造成、管理・運営しているもので、夏場の民宿の利用促進を図るための施策として整備されました。聞くところによると、民宿に宿泊することで、天然芝グランドも無料で使えるようになっているようです。冬期間は、スキー客で賑わい、夏場は、避暑地としても知られている安比高原ですが、一般の観光客は、大規模ホテルに客足が流れていて、苦戦している状況でした。それを打開するため、スポーツ合宿や大会(特にサッカー)の開催に焦点を当て誘客を促進しようと天然芝グランド施策が展開されています。岩手県の小・中学生年代の大会や県外からのスポーツ合宿、県外チームによる大会も開催されているようです。この天然芝グランドの管理は、大変なノウハウと労力が費やされているものと察しました。このようなシステム事業に岩手県や八幡平市がどのような支援をおこなっているかは分かりませんが、経営の安定化を図るため、地元の組合組織が主体になって事業を行っている民宿に宿泊をしてみて、近年の全国各地で、アリーナやスタジアムの建設整備、運営について、事業主体が誰で、地方公共団体(自治体)がどんな関わりや位置付けとなって推進しているのか気になるところです。

 この大会は、指導者間の情報交換の場としても貴重な時間となっていて、会場のあちこちで、立ち話をしている光景が見られました。私はいつも思っていることですが、日本のサッカーを支えているのは、このような指導者がいることによって成り立っていることを知らなければなりません。子どもたちがサッカーを始めるのは、この指導者たちが地域に根ざして、活動しているからで、ちびっこ年代、ジュニア年代の子どもたちの指導は大変な難しさがある中で、日々学び、情熱をもって取り組んでいます。そんな指導者のみなさんの会話には、深さがあって、すばらしい人間性を垣間見ることができます。これから夏本番ですが、大会が終わって、指導者と子どもたちは、地元に帰っての活動がまた始まります。安比高原での「深呼吸」が指導者、子どもたちをさらに成長させてくれるでしょう。指導者のみなさん、リフレッシュしてがんばっていきましょう。

 夏休みもまじかとなってきました。子どもたちにとって、新たな成長の季節を迎えます。そのためには、たくさんのコトを学びそして考え、毎日コツコツと積み重ね行くしかありません。「やってやれないことはない、今週もテーマは原点回帰だ!」・・今週もよろしくお願い申し上げます。