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2024.06.25 更新

+(プラス)

どーも団長の佐藤勇一です No.733

 秋田もようやく梅雨入り、ということで雨の日が続いています。この雨で、背伸びしようとじっと我慢していた草木も「水を得た魚」のように元気を取り戻しているようです。雑草さんには、あまり元気になってもらいたくないのですが、これからまた、雑草さんとの第2ラウンドの戦いが始まります。

 昨日、女子バレーボール世界ネーションズリーグの決勝戦、日本代表vsイタリアの試合をテレビで観戦することができました。圧倒的な高さと強さでイタリアが2セットを連取したのですが、このままストレートで試合が終わると思っていたら、日本代表が第3セットをものにしました。この局面を打開するために、日本代表がどんな手を打って出るかを興味深く見ていると、クィックとバックアタック、サーブにその打開策を見出していました。第4セットになるとイタリアの動揺する微妙な動きが感じられて、勝負には負けたものの、オリンピックで対戦した場合は、日本代表に勝機があるように思えました。イタリアは、現時点の世界チャンピオンですが、第3セットを失った衝撃は、大きなショックであったと思います。この後、これを教訓にチームづくりをするのか、あれは偶然の失セットと受け流しのか・・逆に日本代表は、崩しのイメージを磨くのか・・オリンピックの前哨戦を観戦して感じたことでした。逆境からどのように対応して、それをどのようにして打開するのか、そして、この先それを糧(かて)にしてチーム力を向上させていくのか・・学ぶことがたくさんでした。この後の女子日本代表の変身と監督の手腕に注目しています。

 もうひとつのテレビ観戦は、バスケットボールの日本代表vsオーストラリアのテストマッチでした。試合結果は、シーソーゲームのドローでしたが、どちらもNBLの選手が出場していないとのことで、オリンピックの本番ではまったく別のチーム構成になるだろうという解説がありました。高いレベルの試合だと思って見ていた試合だったのすが、さらにレベルの高い選手が参入するというバスケットボールの世界、サッカーも同様ですが、懐の深さを知らされたテレビ観戦となりました。こうして、他のスポーツを見ていると、多くの学びの機会になります。大変参考になることばかりです。バスケットボールは、サッカー戦術の先を行っている考え方が反映されていました。ボールを手で扱うか足で扱うかの違いで基本は変わりません。

 さて、夏休みも視野に入ってきました。あと、1ヶ月と秒読み開始の時期となりましたが、子どもたちが春から脱皮を繰り返してきています。この季節を迎えて、よりそのことを感じるようになっています。また、そろそろ身長の伸びを開始した選手も見られていることから、クラムジー現象を考慮して、基礎体力や俊敏性を主にした身体のバランスづくり運動練習も少し多めに取り入れたいと思っています。

 今週から2週間のU-12は、「3つの練習+(プラス)」を励行して行きます。+(プラス)の部分は、前回の経緯を踏まえ考案・アレンジしたことを実行するものです。梅雨のうっとおしい時期も、日本の素晴らしい四季の一部分ととらえて、充実した時間にしたいものてす。「やってやれないことはない、常に+(プラス)で向上しよう!」・・今週もよろしくお願い申し上げます。