中学校部活動

2023.02.14 更新

大きな変革期・・中学校部活動の地域移行

どーも団長の佐藤勇一です。 №488 昨日の月曜日は、定例指導者打合せ会議を開催しました。2月も半ばに入ったので、各カテゴリーの動向、選手たちの状況情報交換をしてから、パンフレットの進捗状況、広報活動の協議をしました。週末の大会、遠征、練習の詳細を確認して、通常の練習についてのグレードアップと底上げをしていくことも確認しました。 私は、午後からの「第1回秋田市中学校部活動の地域移行に向けた協議会」に総合型地域スポーツクラブの関係で出席させてもらいました。この協議会は、令和6年度から中学校の部活動を休日において、地域(民間)に移行(委託)するもので、全国各地で活発に論議が進められております。会議では、事務局から①秋田市の中学校部活動の状況について、②秋田市の中学校部活動の地域移行の方向性について・・の説明がありました。 秋田市の中学校部活動の状況については、令和4年度の資料が提供されました。秋田市内の中学生生徒数は6.697人で、その内運動部に加入している生徒が3.774人(55.4%)、文化部に加入している生徒は1.583人(23.6%)となっています。全生徒における部活動に加入している生徒数5.357人、加入率は80.0%となっています。 部活動ごとの加入人数は、陸上競技部が605人、バスケット部582人、卓球部456人、軟式野球427人、サッカー327人、バレーボール部277人、剣道部135人、柔道部100人、水泳部98人、ソフトボール部84人、ラクビー部54人、新体操部42人、体操10人、フェンシング3人、バトミントン部2人、ゴルフ1名などとなっています。近年は、複数校による合同チームでの活動も増えており、軟式野球、サッカー、女子バスケット、女子ソフトボールでその傾向がみられるようです。 秋田市の中学校部活動の移行の素案については、〇令和6年度から休日の部活動について移行可能な種目等から地域へ移行する、〇中学校単位の部活動は原則平日のみとし、休日は希望する生徒が、それぞれスポーツ少年団や地域のスポーツクラブ、文化団体等において活動できる体制をめざす。〇平日の中学校部活動の地域は、休日の地域移行の進捗状況等を検証しながら進める、〇受け皿となる地域におけるスポーツ・文化芸術活動の場の確保や生徒の多様なニーズに合った活動機会の充実などについて、地域のスポーツ団体や文化芸術団体等と学校との連携・協働を推進する・・という方向性となっています。 私としては、この方向について、これからの子供たちのためにも是非とも推進しなければならない施策だと思っています。子供たちが自分の好きな、取り組んでみたいスポーツ・文化活動にできる環境ができることは、すばらしいことだと思います。総合型地域スポーツクラブとしても、受け皿としてこの機会に体制の充実などを図って行きたい・・と申し上げました。私たち総合型地域スポーツクラブでも中学生が在籍して積極的な活動をしております。様々な問題、課題が山積しておりますが、生みの苦しみは大変なエネルギーが必要となります。実施事務局に大きく期待しております。 時代とともに、大きな変革期を迎えようとしています。部活動の移行が、起爆剤になって化学反応が起こるような気がします。れからの中学校部活動の推移に注視していきたいと思います。 今週も頑張っていきましょう。