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2023.02.09 更新

日本とヨーロッパのサッカーは別種目・・

どーも団長の佐藤勇一です。 №485

昨日の夜、ネットのニュースを見ていていろいろと考えさせられました。その内容は、ヨーロッパで活躍している日本の選手たちが「日本のサッカーとヨーロッパのサッカーはまったく別種目・・」というものでした。代表監督も同じように「個」の育成についての違いを話されていました。

このことを考えると、日本選手がヨーロッパなど海外で活躍して、さらに成長しているのは、その環境が違うと思うのは私ばかりでしょうか。最近は、高校生から日本を飛び越えて、直接ヨーロッパなどに成長、活躍の場を求めて旅立つ選手も出てきています。このことにメスを入れないと、いつまでたってもこの傾向は続き、ますますこの流れは大きなものになるように思います。

そんな育成については、海外の育成哲学、方法など深く学び、クラブとして独自の手法を考えて実行していくことも望まれます。昔は、蹴って走る・・いわゆるサッカーは「蹴球」と表現され、雨の泥んこのグランドで馬力大会のような試合が多かったような記憶があります。よく協会の役員から「リフティングやドリブルの練習より、キック力が大事・・パワーとスタミナがないと勝てないよ・・」と言われたものです。そんな時、ヨーロッパのプロ選手がアクロバットのようにボールを自在に扱うリフティングやドリブルをしているのを見て、びっくりしたものです。それも当たり前にやっている光景でした。これはもうサッカーに対する文化の違いだなぁー・・思ったことを思い出しています。

時は流れ、子供たちのサッカー人口の増加により、日本のサッカーがブラジルに常に勝てる日は来ると確信しておりました。そして、Jリーグが発足して、ワールドカップ出場常連国にはなりましたが、日本代表の選手は、ほとんどが海外で活躍する選手たちです。足元がなんとなく盛り上がらない状況が続いています。

全国各地の小学生年代の指導者は、「俺たちが日本サッカーの屋台骨をつくっている」という自負を持って頑張っています。一時の勝敗に左右されないで、じっくりと子供たちを育成しようという人たちの集まりです。これからも力を合わせて前に進んでいきたいものです。