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2022.04.11 更新

課題解決のための課題

どーも 団長の佐藤勇一です‥№332

コロナ禍の中、久しぶりの試合が週末にスカイドームでありました。試合に出場した選手は、なんとなく緊張した様子で試合に入りました。まだまだ試合に登録して出場させたい選手が学年を問わずたくさんおります。交流試合の禁止が早く解除されないか待ち望んでいます。県外のチームは、どんどん動いています。昨日も隣県のチームから今週末にスポルティフタウンに来たい・・という連絡を受けましたが、「残念ながら秋田県は県内外のチームとの交流試合は禁止となっています」といういつもどおりのお答えをしました。「相変わらず、秋田県は厳しいですね・・」とこれもいつもどおりの言葉が返ってきました。

さて、昨日と一昨日に秋田市春季少年サッカー大会がスカイドームで開催されました。スポルティフ秋田から三チーム参加しましたが、それぞれたくさんの課題が浮き彫りになりました。ベンチで事細かくメモをとっていましたが、今それをまとめています。チームの課題、それぞれの「個」の課題と区別して、文字で表現しています。

課題の把握は、どんな指導者でも通常行うことになりますが、その課題をどんな方法で解決していくかが指導者の手腕、能力だと思っています。せっかく試合をして、課題が出て来ても対応しない、反省で終わってしまっていないか・・この点が子供たちを伸ばす、伸びるための環境づくりの一つであると思っています。「手塩にかけて育てる」という意義がここにあるのだろうと痛感します。

あるチームで育ったすぐれた選手をかき集めて勝った負けたと勝敗に拘っていることが「個」の育成になっているのだろうか。チームが勝ったことで、そのコーチが優秀という評価される日本の価値観はどうなのだろうか。先日の朝日新聞の「中学生年代でトップ選手が、次々とトップレベルから脱落」という特集を思い出します。素晴らしい「個」を育成した指導者が評価、評定されるようにならないといけないと思うのは私ばかりでしょうか。小学生年代の街クラブの指導者は、そのように思っている人も多いと思います。

話が少し脱線しましたが、課題解決のためにどのような手法で解決していくのか・・。言葉であったり、練習の方法だったり、この手法を実践に移して実行していくことこそ、毎日の練習の意義づけになると思います。「試合」とは、試み合う(こころみあう)こととすれば、課題を見つけ、その課題を解決するために練習を積み重ね、また試合をして、課題を見つけ解決していく繰り返しであると思います。

簡単で単純なように思える「課題解決」というコト・・。S級の指導者資格を持っている指導者、私のようなD級の資格しか能力のない指導者・・その能力は資格では測れないものであると思っています。

全国の少年サッカーの指導者のみなさん・・「課題解決のための課題」を解決するために、今日も頑張って行きましょう。