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2021.05.06 更新

修羅場をくぐり抜けるという経験

どーも 団長の佐藤勇一です‥№188

5月3日から始まって、子供の日が最終日となった第21回TDK山崎貞一杯少年サッカー選手権大会。その準決勝、決勝が仁賀保グリーンフィールドで行われました。

私は49年間、少年サッカーの指導をしてきて、絶体絶命の修羅場をくぐり抜けて、大逆転で勝利した経験を多く持っています。修羅場をくぐり抜けて、選手やチームがさらに急成長することも覚えています。

その場面が2021.5.5子供の日、大会準決勝でありました。昨日の準決勝は、11:40キックオフで鳥海山から強烈な風が容赦なく吹き付けてきます。風下からキックをするとボールが風で大幅に戻されます。逆に風上に立つと、ボールが風に乗って走り過ぎて、なかなか思うようにいきません。前半は風下でしたが、果敢に攻めてもなかなか最後の詰めがいつものようにいきません。シュートがゴールキーパーの正面だったり、ポストやバーを叩く場面も幾度かありましたが、前半は0-0です。後半に入っても、同じような展開で、結局はPK戦になりました。

トスの結果、後蹴りとなって、一番目は佐藤烈翔選手が決めて両チームともゴールとなります。二番目はゴールキーパーの正面に蹴ってしまい1-2とリードされます。相手の三番目にゴールを決められれば敗戦となる絶体絶命の場面。GKは小学5年生の谷藤春輝選手です。右に飛んで見事にキャッチしたのです。スコアーが振り出しに戻って、三番目のキャプテン・畠山丈慧選手が決めた後、またもや谷藤選手がボールを耳に当てながらも止めてくれました。最後は菅原幸大朗選手がきっちりと決めて準決勝の幕が閉じました。

サッカーは、どんなことが起こるかわからないスポーツです。天皇杯などでは、大学チームがJリーグのチームを破ったりする試合が多くありますが、子供の場合は、トーナメントの準々決勝以上で多くあるような気がします。この原因には、目に見える気象条件や想定をしていない失点、時間が進むにつれて平常心を保てなくなる場面、個の孤立、連携ミスの連鎖などによるさまざまなプレッシャーがそうさせるのだと思います。

こうした修羅場を子供たちがくぐり抜けるという経験をすることは、試合でしか経験できないことです。予選リーグから大差で勝ち続けているという「油断」と「安易さ」、そして勝負のきびしさを体感したことで、選手個々、チーム、クラブがさらに大きく成長することができるのです。そして指導者と選手たちの信頼関係もさらに深まって行くのだと感じています。このような教訓を生かしながら、子供たちの育成をしっかりと行ってきたいと思います。

今日も一日、頑張っていきましょう。