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2021.05.03 更新

指導者のみなさん、頑張って行きましょう・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№185

ゴールデンウィーク真っただ中ですが、不安定な天気が続いています。日中も寒暖の差が大きく、青空から突然雨が降ってきたり、子供たちの健康管理に気を使う今日この頃です。

さて、子供たちが公式試合に出場するためには、サッカーの場合、日本サッカー協会公認の「指導者ライセンス制度」というものがあって、小学生年代では「D級」以上の資格を有する人がベンチにいなければなりません。Jリーグの監督を務める場合は「S級」という資格が必要となります。

このライセンス制度ができて、資格がないとチームが公式試合に出場できないということになり、私は始め、それでは下から二番目の「C級」の資格を取得しようと当時5日間くらい講習会に参加しました。その最終日に、検定試験があって終了となります。ところが、「C 級」以上になると、毎年更新講習会を受けたりしなければなりません。いつ開催される講習会や研修会が認定講習のポイント取得になります、という案内をもらうのですが、ついつい流してしまいました。そこで毎年の更新講習会の受講が必要ない「D級」を取得して、毎年更新料だけが引き落とされています。

ところが小学生年代で公式試合に出場する場合は、日本サッカー協会の公認指導者資格ともう一つの資格が必要となっています。これは秋田県だけの決まりなのかは分かりませんが、「スポーツ少年団認定指導員」というものです。この取得をするためには、1~2日間くらいの講習だったと思いますが、これも必要になります。

私はどちらの講習も受けましたが、「D級」の講習会の方が、サッカーだけではなく、スポーツ全体の子供の成長や組織の在り方などの参考になりました。もちろん、子供たちは、秋田県サッカー協会や日本サッカー協会に登録料を納入していますし、日本スポーツ少年団本部にも登録料を納入しています。日本サッカー協会と日本スポーツ少年団は、どちらも日本体育協会の組織下になっております。

参考までに、スポーツ少年団は、前の東京オリンピックの時に、日本の少年スポーツを発展させようと結成されたものです。スポーツ少年団のことに対しては、後日、私の考え方を記したいと思っています。

話が横道に逸れてしまいましたが、サッカーの指導を長く経験してくると、いろいろなことが見えてきます。指導者の資質も様々で、パスの練習ひとつをとっても、ある指導者は「もっと正確に・・」「もっと強いパスを・・」と子供たちに要求しているシーンを見かけます。先日もスポルティフタウンでコーチが「もっと正確に・・」「早く・・」と言っていました。 その指導者に、「あなたはもうできるようになっているけれど、子供たちは真っ白なんだよ・・」と話しかけ、正確なパスを出すための蹴り方、もっと大事なのは、ファーストタッチでしょう、ファーストタッチはどうしたらうまくできるかを教えられますか・・、そういう会話をしました。「こうしてやるんだ・・」というのでは指導になりません。見せながら言葉で教えなければなりません。ファーストタッチを子供たちがうまくできるようになる方法(コツ)が、実はあるんです。それを知っている指導者とわからない指導者では子供たちの育成に大きな差が発生します。

ファーストタッチを一つの例にしましたが、子供たちの年齢によって、指導の奥深さを感じます。特に年齢が下がるに従って、より深いところを指導者は勉強し、学ばなければなりません。こういうことは、公認指導者講習会では教えてくれません。特に若い指導者のみなさんには、たくさんの良い指導者から学び、自ら指導の経験を積んでいってもらいたいと思っています。指導の現場を知ることです。特に小学校低学年の指導は、学ぶことが多くあります。

今日はちょっぴり寒いかなぁ・・。寒さに負けないで頑張っていきましょう。