ブログ

2021.05.01 更新

小学6年生・菅原幸大朗選手のこと

どーも 団長の佐藤勇一です‥№184

小学6年生に菅原孝大朗(すがわら・こうたろう)という選手がおります。彼は小学1年生からスポルティフ秋田の門をたたき、育ってきました。素直で負けず嫌いの性格で、練習にはいつも一番にグランドに来て黙々と個人練習をしています。チームの中でもテクニックと人間力はピカ一の選手です。

スポルティフ秋田生え抜きの菅原選手には、小学3年生頃からセンターハーフにと期待をかけていました。その頃は順調に育っていると思っていましたが、昨年の秋あたりから、なんとなくかみ合わないことが多くありました。冬季練習を見ていると、なんとなく自信のないプレーが多くあり、彼も悩んでいるように見受けられました。

「どうして試合になると活躍できないのだろう・・」と指導者としても考えました。そうしている2月、岩手県大船渡に日帰りで2回ほど遠征に出かける機会がありました。久々の試合でしたので、菅原選手をじっくり観察すると、急ぎ過ぎて、彼の持っている素晴らしいテクニックが試合で出されていないことに気づきました。急ぎすぎるあまり、技を仕掛けても引っかかったり、他の選手が動ける少しの時間をつくれなかったり、チームとしての「間」ができていないことを感じました。そうしたことを菅原選手に話すと、少しずつ改善してゆきました。この日は岩手県の強豪、サンアルタス大船渡と太田東チームと何回も対戦してもらいましたので、感謝しております。

この日から、大きく変化して毎日成長していく菅原選手をスポルティフタウンで見ています。センターハーフの成長で、チームが大きく変身しています。一人の選手の行動が変わるとサッカーが大きく変わるのも八人制サッカーの醍醐味でもあります。これがまた一人、また一人と変身して連鎖すると、チームが化学反応して大化けすることになります。

スポルティフ秋田のセンターハーフは、現在U-12が菅原選手、U-11が齋藤蓮選手、U-10は七尾恵琉選手が担っていますが、菅原選手はその先頭に立って頑張ってくれています。今日も午前中に練習がありますが、菅原選手と齋藤蓮選手、齊藤将真選手がスポルティフタウンに早く来て練習している風景があると思います。このような「サッカー小僧」がもっともっと増えてほしいと思っています。

五月に入りますが、太陽が昇っています。今日も一日いい日でありますように・・がんばっていきましょう。