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2025.05.18 更新

理にかなう

どーも団長の佐藤勇一です No.836

 以前、「理にかなう」というテーマで書いた記憶があるのですが、ここ数週間の練習を振り返ると、このことをベースに練習メニューを考案してきたように思えます。これまで、ここの部分が重要だと思い込んでいたものが、よく画像や選手たちのプレーを見ていると、その前後であるアプローチやアフターの考え方に即した技術、視野がより重要であることを思わされます。

 これまでの選手たちの失敗部分を分析してみると、この部分の考え方や技術の選択に起因するものが、多かったのではないかと気付かされたように思います。選手たちには「失敗をしたらなぜかを考えて・・」と言っておりましたが、そこには、その前後の部分の理論と考え方が欠けていたのではないかと、思うようになりました。優秀な指導者のみなさんは、このようなことはすでに実行しているとは思いますが、このことを言葉で表現をして、具体的な技術のモデルを選手たちに伝えることを実践できるようになりました。私が「理にかなっている」と考えたことを、言葉と技術のモデルを提示することによって、選手たちにアイデアを即すことができるようになりました。

 しかし、「理にかなう」考え方と基本的技術を試合で表現するためには、たゆまぬ継続が求められることになります。そして段階的にグレードをアップしながら、強いプレッシャーをシャワーのように浴びる中でもその考え方と技術が発揮できるように、練習の内容も常に考えなければなりません。特に最近は、この考え方を言葉でしっかり伝えることを意識しています。今日の日曜日の練習でも、事前に「理にかなう」アプローチとアフターの理論を座学でも伝える時間をとります。

 この数週間の週末、スポルティフタウンを会場に、秋田県U-15リーグ(すぎっちリーグ)が開催されています。クラブの中学2.3年生が1.3.4部の公式戦を頑張ってくれています。幸いホームグランドでこれらの公式試合をじっくりと見れる機会に恵まれ、これ幸いと思い、失敗部分を注意深く見ていると、その部分がいくつかに集約されていることに気付きました。失敗の原因は「理にかなっていない」プレーをしていることを知りました。ひとつの部分をそのように紐解くと、すべての原因が「理にかなっていない」ことであると痛感させられます。

 これまで、選手たちは、たくさんの抽出し(ひきだし)を習得してきました。この抽出しを「理にかなう」ように使っていく段階になっています。これまで抽出しを開けないで、閉まっておくことが多かったのですが、これからは抽出しをフル回転で使用しなければなりません。そして、その抽出しを使うと同時に増やしていかなければなりません。

 毎日、こつこつと繰り返し、積み上げていくことが重要であるとを私たちは知っています。選手のみなさん、今日もこつこつ頑張りましょう!。