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2025.02.25 更新

雪からの脱出

どーも団長の佐藤勇一です No.815

 天皇誕生日代替え休日の月曜日は、大会や遠征で、居残り組の私が午前と午後練習の担当を引き受けました。午前練習の小学1.2.4年生、午後練習では中学1.2年生が対象でしたが、この日の最大のプレッシャーは、選手送迎のマイクロバスを駐車場の雪から脱出させることができるか・・でした。

 送迎バスを運転するため駐車場に行くと、積雪が40cmほどあって、これは大変なことになりそう・・と直感しました。除雪されている道路から60mの位置にバスを駐車しているため、雪にタイヤが埋まってしまうという不安が過ります。

 このような場面は、これまでも、何回か経験しているものの、タイヤが雪に一旦嵌(はま)ってしまうと、取り返しのつかないことになります。こんな時、最初に考えることは、一気にスピードを出して突破することを思いつくのですが、実はこの方法で失敗を繰り返してきたので、今回は慎重に取組むことに決めて実行しました。その方法とは、1m進んで1m下がる、それを何回か繰り返して路面を固めて、これを繰り返して前に進みました。何回か雪にタイヤが嵌りそうになりましたが、「とにかく、アクセルを短気になってふかさないこと」、この極意が最も大切であるとは分かっていても、ついつい、ということが多々あります。その気持ちを抑えて、忍耐強く・・長い時間をかけて実行したら、めでたく道路に出ることができました。冷や汗の連続でした。

 その後、午後の中学1.2年生の練習は、小学生とは一味も二味も違って、内容の説明をしても理解が早いことや取組みの姿勢が積極的で、2時間30分が短く感じられ、スムーズに進めることができました。

 さて、最近、新聞記事やSNSても「中学校部活動の地域移行」の記事が目に付きます。全国のすべての市町村で、どのように地域移行をしていくかを論議され、実行に移されてきています。この具体的な方策は、市町村に委(ゆだ)ねられていることから、その市町村の実情や特性を考慮して、まちまちに進められています。ただ、現在は、週末の地域移行が中心に取り組まれていますが、先進市町村では、平日も含めた完全地域移行に取組むところも出てきています。

 隣県の岩手県のあるジュニアユース・サッカークラブでは、「中学校部活動の地域移行」により、例年より新中学1年生の入会が増えているそうです。その背景には、週末の地域クラブへの移行が近い将来、平日も含めて完全な移行へシフトしていくことを先取りしての現象とみられます。これはひとつの例ですが、水面下では着々と進んでいることが想定されます。取組みの遅れている市町村は、市長部局にプロジェクトチームを設置して、早急に対応しなければならない重要な課題であると考えます。私どもも、今から受け入れなどの対応策を検討しなければなりません。

 あっという間に、3月の声が聞こえてきました。今週もよろしくお願い申し上げます。