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2020.09.16 更新

逆転の発想

どーも 団長の佐藤勇一です‥№70

スポルティフタウンへ行く途中の道路で、自家用車が止まっている光景が見られます。よく見ると、道路脇には栗の木があって、山栗を拾っているようです。縄文時代から食用にされてきた栗は、私たちにとって、秋の代表的な果物です。

昨日はお休みを利用して、秋田県南の行ってみたかった場所を訪ねることができました。発端は、おいしいブドウが食べたい!・・という単純なものでしたが、せっかく行くのだからあれも見たい、あれも食べてみたい、ということになりました。

まず、ブドウを求めて「道の駅・十文字」(愛称:まめでらが)に到着。平日の火曜日であったので、人出も少ないと思っていたのですが、とんでもありませんでした。館内は人であふれ、肩がぶつかり合いそうです。入ってすぐ、「えっ!」と驚きましたね。ブドウ一房がなんと1,700円の表示です。いゃー、声が出ませんでした。館内には、ブドウの他、桃や野菜など地元の産物がいっぱいです。「まめでらが」・・秋田弁で元気でしたか、という愛称どおり、元気な皆さんが、かごいっぱいに買い物をしていました。私たちも負けじと、お手頃な値段のおいしい箱入りブドウを買ってきました。

次は、「道の駅・さんない」を訪ねてみました。地元の人から、「道の駅内にある食堂の十割そばがおいしいよ」、との情報を得て、わくわくしながら行ってみました。昼時だったので、満席でしたが、30分ほど待って席につくことができました。注文したのは、妻が熱いそば、私が冷たいぶっかけそばです。飲み放題のそば茶を飲みながら待っていると、腰の強いそばが出てきました。久しぶりでおいしいものをいただきました。ちょっと待てよ、山内と言えば有名なものが、芋の子です。メニュー表を見ると、「芋の子汁」と書かれています。もちろん注文しました。結論・・特別おいしかったなぁ、芋の柔らかさは言葉では言い表せませんでした。

道路を隔てての向こう側には、「Woody さんない」が見えます。そばを食べてから訪ねてみると、木の香りがいっぱいの展示即売場があります。おもしろい木製品が所狭しと並べられています。目と鼻の保養をさせてもらいました。この会社は、木製品の加工から木の道などの設計・施工、木材加圧注入処理など、木の製品のことならなんでも行っています。私は、庭の小道に敷き詰める木材チップの値段などを聞いてきました。

行きは高速道路、帰りは国道13号線となります。その訳は、大仙市の隣、美郷町にオープンした「mont-bell」(モンベル)に行ってみたかったからです。妻の趣味が登山なので、前々から行ってみたいといっていたのです。おはよう納豆工場やナガイ工場が過ぎると、「道の駅・美郷」の敷地の一角にありました。道路から駐車場に入ると、まず感心させられたのが駐車スペースの広いことでした。スーパーなどの駐車場は、狭くてバックで入れるのに大変苦労することがありますが、モンベルの駐車場は、1.5倍くらいの広さがあります。よく考えるてみると、登山やアウトドアを楽しんでいる人たちは、車も大きめのジープやワゴン車、キャンピングカーなどに乗っている人が多いための対応だろうと感じました。一般のスーパーマーケットも高齢者の利用が多いのですから、駐車場スペースを広くしたら売り上げがアップするのになぁーと思ってきました。

館内に入ると、平日に関わらず結構な人で賑わっています。週末は駐車場に入れきれないほどの人出だそうです。陳列されている商品も興味のそそわれるものが豊富にあります。私の目的は、二階にある「カヤックの展示場」です。若い時から一度は乗ってみたい、舟を持ちたいと思っていました。妻から「あなたが乗ったらカヤックがすぐ沈むから・・」とばかにされていましたので、我慢していました。それにしてもカヤックにはロマンがありますね。

このモンベルがどうして、こんな田舎に来たのだろう、という人もおりますが、こうした企業を持ってこれる人材が美郷町にいるんでしょうね。こうした発想が地域の活性化に大きく貢献することになります。貢献することになりますとは、私の考えたモンベルという会社の戦略が見えます。単に田舎へモンベルという会社が進出したのではありません。おそらく次の展開があるのでしょう。モンベルは登山やアウトドア、体験事業など、美郷町を拠点としてソフト事業をこれから行っていこうという意図があるのではないでしょうか。自然に恵まれ、山、川、田園、人情豊かな人々など資源がいっぱい詰まっているエリアがこの企業の立地条件にぴったり合ったのだと思います。

これからの秋田を考えさせられる一日となりました。子供たちにもこうしたことを伝えていき行きたいものです。今日からまた、がんばりましょう。