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2020.07.06 更新

自分たちのグランドを持つということ・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№2

『自分たちのグランドを持つということ・・』

そもそも私が川添サッカー少年団をつくったのは、大学を卒業してすぐに町役場に就職し、公民館に配属になったことがきっかけでした。当時公民館には、社会体育係というセクションがあって、町内の老若男女のスポーツ教室などを行っていました。私の担当は、社会教育係で、婦人学級や高齢者大学、趣味講座の開催などを担当していました。

昭和50年代は、小学校の校長会というものがあって、学校対抗のスポーツ大会を行っていました。種目は、男子が野球、女子はミニバスケットということに決まっていました。毎年町や郡大会がある数ヶ月前から子供たちの中から選抜して学校対抗を行っていました。 社会教育係で地域活動を担当していたこともあって、ある日、川添小学校の池田校長先生から「子供たちが毎日ぶらぶらしているので、子供たちを集めてスポーツ活動をしてもらえないか・・」という話がありました。当時の小学生は、校長会主催の大会時以外は、ぶらぶらしていたようです。ということで、サッカー少年団の結成となったのです。

練習拠点は、もちろん川添小学校のグランドでした。時には私の住む集落の八幡神社境内を無断で使わせてもらうこともありました。年が過ぎるに従って、学校の先生方も替わり、グランドの使用も制約が多くなっていきました。それでも天気の良い日は、早朝に自家用車をグランドに入れて鉄で作った枠を引いてグランド整備をしたものです。

学校単位のスポーツ少年団からサッカーな好きな子供たちが誰でも入会できるクラブにすると、子供たちの数が多くなり、グランドの広さの限界、送迎の自家用車が多くなるなど年々苦情が多くなってきました。いつでも自由に使える自前のグランドを持つこと、複数の種目を行うスポーツクラブを創造する目標ができました。※今後様々なエピソードを書きたいと思います。


「スポルティフタウン」というクラブ専用の人工芝グランドがどこに存在するのか、知らない方も多いと思いますが・・。県外から試合に来てくれるチームは、はじめは道に迷ってしまうという緑に囲まれた素晴らしい環境の場所にあります。国際教養大学から七曲工業団地のちょうど中間点に位置しています。道路沿いにあるものの、緑に包まれているため通り過ごしてしまうほどです。
全面が人工芝となっており、その広さは約10,000㎡という広大なグランドです。LEDの夜間照明や子供の遊び場、駐車場も完備されています。

自前のグランドを持つということは、大きな夢が広がると同時に、維持管理という大変な労力と出費を覚悟するということでもあります。草刈りなどの環境整備、トイレ、電気代、ゴールなどの備品、これもすべて自前ということになります。それに人工芝の固定資産税もお支払いしています。できるだけ行政のお世話にならないこと、自分たちの力で頑張ること、これらは当たり前のこととして、さらに子供たちのために環境整備を進めていきます。
付け加えておきたいことは、職員のアイデアや手作りの部分がたくさんあります。また、たくさんの方々のご協力とご支援で運営できていることに感謝です。

スポルティフタウンに来られた方々は、「こんなに素晴らしいサッカー環境があるとは知らなかった・・」と言ってくれます。「百聞は一見に如かず」、一度スポルティフタウンを訪問してみてくださるようご案内申し上げます。