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2022.01.18 更新

厳しい冬・・なまはげ行事も中止

どーも 団長の佐藤勇一です‥№306

早いもので、新年一月も半分を過ぎてしまいました。今年は例年になく、積雪の多い年になっています。早朝に除雪車が来ると家の入り口が、万里の長城のように雪が寄せられて車の出入りに支障が出るため、すぐにスノーダンプの出動です。こんなことが毎日繰り返されて、やがて春が訪れるのが雪国の生業(なりわい)です。
先日、箱根駅伝や高校サッカー選手権が冬の風物詩と書きましたが、テレビ放映を見ていると輝く太陽に照らされて、頑張っている選手が映し出されています。一方、私たちの裏日本は毎日地吹雪とお付き合いをしています。この差をいつも感じながら、「負けてなるものか・・」と自分に気合を入れて過ごしています。

雪国で生活をするためには、雪と「やんべ」に付き合っていくしかありません。「やんべ」とは、秋田弁で「うまく」とでも訳せばいいのでしょうか。春まで、「やんべに、付き合う」ようにしなければなりません。スポーツ活動も然り、猛吹雪の日は練習を休むことも大事なことです。道路に吹き溜まりが出来、凍結していると、ゆっくりゆっくりとバスを運転します。猛吹雪の日は、バスの運転席から前方が見えないような壮絶な自然との戦いが繰り広げられます。

ともあれ、雪のない地域に雪が積もったというニュースが流れる度に「あんなのは積雪には入らないよ・・」と心の中で思ってしまう昨今です。同じ日本にいて、雪があるとない地方の差は大変なものです。愚痴を言えば、雪国では除雪費用が莫大で、雪がなかったらそのお金を子供たちのために使えるといつも思っています。

長い前置きで、「さて」ということになります。

さて、雪国でのスポーツ活動は、子供から大人まで活動の場所の確保が最大の課題です。そんな中、屋内施設を確保して、狭い場所での練習は、指導者が大変な工夫を凝らして効率のよい方法を考案して行っている団体がたくさんあります。指導者のアイデアが凝縮された冬季練習は、そうした工夫によって、雪国のハンディーと言われるものをプラスに変えてくれています。

昨夜の練習は、月曜サッカースクールがクラブ専用人工芝室内練習場で、県立中央公園アリーナで小学3.4年生の活動の場となりました。私はアリーナでの練習を担当しましたが、9歳~10歳というこの年代は、非常に吸収の早いと感じさせられます。よく考えると、この年代は、「心の成長」も著しく、心身ともに成長のバランスがとれてきていると思われます。毎日の子供たちの成長を楽しみに、冬季練習を着実に積み重ねていきたいと思っています。

それにしても、各地でコロナウィルスの感染者が増加しており心配しています。大会の中止という情報も聞かれます。今年は、地域の「なまはげ行事」も中止のようです。しっかりと日常の感染対策を徹底して行かなければなりません。