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2021.09.10 更新

女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の成功を願って・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№254

夏が過ぎて稲穂が垂れ下がるようになると日夜の寒暖の差が、果物や野菜に甘さを加味してくれます。子供たちの練習風景も、長袖の季節となっています。

いよいよ9月12日の日曜日から待望の女子のプロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕します。開幕戦は、テレビ各局が試合の模様を放送するようですが、女子のプロサッカーの成功を願っている一人です。本来であれば、東京オリンピックでメダルをとって、開幕戦へと期待していた関係者にとっては一抹の不安がよぎっていると思いきや、チケットの販売は好調という報道がありました。

さて、私たちのクラブには、ギッズから中学生まで10人ほどの女子選手が男子と一緒に練習に励んでおります。しかし、秋田県全体を見回すと、小学生年代でサッカーをしている女子の数は少ないのが現状です。別の言い方をすると底辺が厳しい状況にあります。秋田県のみならず都市部を除けば、この傾向は地方のほとんどに見受けられます。「WEリーグ」の成功と将来への期待は、小学生年代の底辺を広げ、拡充していくことこそが最も大切なことではないかと思います

これは男子にも言えることですが、Jリーグ、日本代表の原点は、小学生年代の底辺拡大にあります。サッカーをするきっかけづくりや育成は、少年団や街クラブなどのたゆまない情熱と努力によって成り立っています。このことを忘れて、良い選手だけをエリート、トレセンなどともてはやしていることが、私たち小学生年代の指導者の中には、違和感を感じている人も多いと思います。

女子選手の底辺拡大を図るためには私の考えでは、秋田県内の各高校に女子サッカー部をつくってもらうことが必要だと思っています。小・中学生女子選手の将来への選択肢が広がれば、新たにサッカーをしたいと思う子供たちも増えてくると確信しています。最初は、レベルの差が生じて大差の試合もあるかもしれませんが、2.3年もすれば全体のレベルも向上すると思います。是非とも高校に女子サッカー部をつくってもらいたいと思っています。また、女子選手が増えれば、女子だけの小学生チームも活動が可能になります。

欲を言えば、男子も秋田中央高校や金足農業高校、秋田北高校などにサッカー部があればと思う今日この頃です。

コロナ禍で少年団、クラブ、部活動など厳しい状況にありますが、子供たちのために頑張って行きましょう。