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2020.11.26 更新

「性格」を変えるのは難しいが、「習慣」を変えることはできる

どーも 団長の佐藤勇一です‥№127

残念な訃報が飛び込んできました。ディーゴ・マラドーナ選手が他界されたというニュースが世界を駆け巡りました。今思えば、私がマラドーナ選手の試合を見たのは40年前かなぁ・・、国立競技場で行われた世界ワールドユースの試合でした。アルゼンチン代表をこの目で見たいと、出かけました。その時はマラドーナ選手を見たいというのではなく、南米のサッカーをこの目で見てみたいという発想であったと思います。

その試合で、体は小さいのですが、がっしりとした体格で左利き、目立っていましたね。いまでもあの時の光景が目に浮かんできます。ポジションはトップ下だったと思いますが、とにかく、どんな局面でも顔を出して、ゲームメークをすると思えば、シュートまでのドリブルは圧巻でした。まだ、60歳という若さで残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。

昨日の練習は、小学3.4.5.6年生と「御所野・上北手キッズサッカー楽校」をスポルティフタウンで行いました。私と阿部凛太郎コーチが小学5.6年生を担当しました。最初に6年生のチーム基本設計図のビジョンをお話しして、実施設計の一部分の練習を行いました。どうしてこの練習をするのか、この練習の狙いを明確に説明してからの練習となりました。

練習が終わって、阿部凛太郎コーチと立ち話をしました。説明してもすぐ理解してできるようになろうと努力する選手がいる中で、なかなか理解ができていない選手のいること・・。私の説明の仕方が不足しているのかもしれませんが、どうしたらよいのか・・という内容のものでした。理解が不足している選手は、ともすれば練習の合間の集散、集合時にいつも後ろにいる傾向があること、指示をしないと動かない、いつも誰かの後をついていくこいうタイプの選手に多いように思われるということについてでした。

父母のみなさんが、クラブに入会させたのは、もちろんサッカーが上達できるように、という想いが一番だと思いますが、それ以外にも前向きな、積極的な行動ができる子供になってほしいとの思いもあると感じていました。

どうしたらこのことに向かって行けるのかを前々から考えていたところ、阿部凛太郎コーチに声掛けしたら、取り組みの具体的な話題となりました。このことを変えられたら、もっとサッカーも上達できるということになり、できることからやってみることにしました。
考え方の基本は「性格を変えるのはなかなか難しいが、習慣は変えることができる・・」ということからスタートすることにしました。

まず、指導者が「積極的に声かけをする」ことです。このことで、聞く、考えるという道筋を常につけてあげるようにするようにします。もう一つは、「主任制度」を設けることです。各学年全選手に責任を持って行ってもらう役割を付与することにしました。夜間照明点灯主任、ラダー主任、コーン管理主任、ボール空気入れ主任などなど・・。私たち指導者はアドバイスをする程度として、前に出ないことにします。

さて、これらの試みが子供たちをどう変えてくれるか、やってみます。

今日も楽しく頑張っていきましょう。