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2020.11.21 更新

高校、大学の後輩・・佐藤さんのこと

どーも 団長の佐藤勇一です‥№122

私の高校、大学の後輩で、横手市出身の佐藤さんという人がいます。高校時代はほとんど知りませんでしたが、大学では寮が一緒だったこともあり、仲良くしてもらいました。

彼は東洋大学卒業後も大学に残って、陸上競技部の長距離コーチの任についていました。東洋大学陸上競技部といえば、新春恒例の箱根駅伝が頭に浮かびます。毎年優勝争いをしていますが、以前話をする機会がありました。

彼は、日常の指導はもちろん、全国を回って優秀な隠れた選手を探し回わることが重要な仕事だそうです。優秀な選手は、各種の競技会や全国高校駅伝大会で知れ渡り、他の大学や実業団が触手を伸ばして獲得する時代だったようです。

しかし、彼のスカウト方法は、無名の高校であまり知られていない選手を見つけることでした。目立たないように全国を回って、情報を集めて、まだ伸びきっていない選手を探すそうです。目星をつけると、他の大学が注目しないように忍耐強く我慢をして見守るということです。

そして、選手が大学に入学するとどんどん頭角を現すようになるという。花形選手の多くはその才能が高校時代に開花していますが、無名のまだ伸びきっていないには才能のある選手は、大きな可能性を感じるそうです。みなさんもおそらく記憶にあると思いますが、福島県出身の選手が箱根駅伝で大活躍をして、東洋大学が優勝したシーンは強烈でした。一年生でデビューすると4年間活躍するわけですから、いかにスカウトの力量が問われる世界かわかるような気がします。

そのスカウトの目は、温厚な佐藤さんからは想像もできません。そして、監督就任の話があったそうですが、「自分は、選手を発掘する仕事を続けたい」と後輩に監督を任せることとして、お断りしたということです。

サッカー日本代表の試合が終わるたびに、ストライカーが育っていない、点がとれない・・と評論家の評価がいつも繰り返されています。ストライカーとは、日本ではトップの選手を指しています。しかし、南米では得点を多くする選手をストライカーと呼んで、ポジションと関係ないようです。このストライカーがいないという毎回同じ課題を繰り返していますが、それにはさまざま要因がありそうです。私が考えることは、日本サッカーの考え方が、みんなでボールを運んで、組織で崩していきましょう・・という考え方、そんな戦い方にあると思います。強烈な個性のある選手も、一つの駒に過ぎなく、標準化されて伸びが止まってしまいます。という現実では、強引に突破して得点する選手は育たない環境にあるのでないかと思えます。

ある評論家が「日本独特の高校サッカーが日本のサッカーをダメにする・・」と言っていましたが、どこも同じようなサッカースタイルで勝つことで自分の価値を上げてステップアップする指導者がいる反面、長年にわたり拘った指導をする高校サッカーの名将も日本独特の良さであると最近思うようになってきました。それぞれ違った強烈な指導個性を持つ高校サッカーの監督さんが、野武士を生み出す・・その環境が高校サッカーにあるように思います。

それにしても、小学生年代、中学生年代にはその年代の育成の特性があることを、もっと知ってほしいと思いますね。特に親御さんに・・。

週末、天候に負けないで、楽しく頑張って行きましょう。