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2020.09.20 更新

まだまだ甘っちょろいよ勇一くん!

どーも 団長の佐藤勇一です‥№74

コスモスの花も見ごろとなっています。一段と秋の深まりを感じさせられる季節となりました。「女心と秋の空」・・このところ天気も目まぐるしく変わることが多くなっています。

一昨日、ダリアの鷲澤幸治さんが、NHK「プロフェッショナル」で紹介されていました。鷲澤さんは、1987年に雄和妙法糠塚(ぬかづか)の町有地を借用して、国際ダリア園をつくり上げた人です。糠塚という土地は、秋田空港建設用地として町有地を処分したお金で、糠塚一帯を「ふるさと村」をつくろうと購入した土地です。計画では、古民家や美術館など民間の力を導入して町の観光拠点をつくろうというものでした。その中心面に、鷲澤さんがダリア園を開業しました。

当時からの鷲澤さんの苦労や努力をよく知る一人として、放送を感慨深く見させてもらいました。たくさんの新種を掛け合わせでつくり、見事なダリアの品種を発表し続けて、人々を魅了し、「世界の鷲澤」になりました。これからも元気で頑張ってもらいたいと思います。

この番組を見て、「プロフェッショナル」とはどんな人だろう、と考えさせられました。スポーツの世界でも、プロと呼ばれる人はたくさんおります。対価をもらって生計を立てている人をプロと呼ぶとすれば、その対価の価値だけ「人々を魅了できている人は何人いるのか・・」と思う昨今です。野球やサッカー、バスケットなど、プロと名の付くスポーツでは、勝敗が最優先で、人々を魅了するという域をクリアーしていないと思うのは私ばかりでしょうか。成績が悪くなると下のリーグに落ちていく、落ちると資金が回らない・・プロチームにプロフェッショナルな選手を雇えない、という負の連鎖、悪循環となっていきます。進むも地獄、留まるのも地獄となります。そしてそのつけが、自治体に降りかかってきます。

県や市に補助金をください・・ということになります。今、これもNHKの朝のニュースで、ベガルタ仙台が7憶円の赤字で、3憶円の債務超過になるという放送がありました。その対応として、クラウドファンティングで資金を募集するそうです。聞くところによると、宮城県知事、仙台市長も助成金は出さないということのようです。110万人都市でもこんな状況です。ましてや地方でプロチームを運営するという覚悟は、想像を絶するものです。

春先、大学でサッカーをしているクラブのOBがグランドに顔を出してくれました。練習が終わって一緒に食事をすることになりました。その時の話題が進路のことでした。最近は、JFL(アマチュアリーグ)の企業チームに就職をしてサッカーを続けたいという、将来を現実的考える学生が多くなってきているという話を聞きました。

毎日大変ですね、とよく言われることがありますが、ダリアの鷲澤さんから見ると、「まだまだ甘っちょろいよ勇一君」となります。

連休二日目、さわやかな秋の空気をいっぱいに吸って、今日も頑張っていきましょう。