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2020.08.17 更新

制度疲労(せいどひろう)

どーも 団長の佐藤勇一です‥№42

『制度疲労(せいどひろう)』
新型コロナウィルス感染が増加の一途をたどっています。マスクの着用や手洗い、うがいの励行、三密回避など日常生活もそれが普通のこととなっています。しかし、目に見えないものと対峙することは至難なことであり、誰もが感染する可能性があることをみんなが認識するようになりました。

さて、こんなことが起こるとは、ほとんどの人たちは想像もしていなかったのですが、さまざまな部分で、「制度疲労」が現れてきているように思えてなりません。平穏な時代は、社会の安定さに隠れて、その存在が目立たなかったものが、いざ混迷の時代に突入すると右往左往している姿が浮かび上がってきます。それは、組織、団体であったり、行事であったり、システムであったり、社会全体に現れてきているように思います。

辞書の解説によると、「制度疲労」とは、制度が運用されているうちに社会状況が変化し、制度の目的と実情がずれてしまい、うまく機能しなくなった状況のことをいう、となっています。

最近特に感ずることは、目的が同じで活動、存在している組織・団体が目につくことです。ダブルスタンダード、トリプルスタンダードとても言えばよいのでしょうか。また、この組織・団体は必要があるのだろうか、システムにしても、こんなものはなくてもよっかったんだ、と思えるものも目につきます。

子供たちを取り巻く環境も、多分に漏れずこうした事例があるのかもしれません。コロナウィルスの一日も早い収束を願っています。この終息後には、こうした制度疲労がさまざまな分野で浮かび上がって、「見直し」という大きなうねりが来るように思えてなりません。