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2020.07.25 更新

P選手とI選手から学んだこと・・

どーも 団長の佐藤勇一です‥№20

『P選手とI選手から学んだこと・・』
もうすぐ梅雨明けと思われる季節となりました。昨日の練習での一コマを紹介したいと思います。

午後からの練習は、5.6年生と中学生の練習でした。4年生の飛び級選手たち9人も参加して、練習の終盤にゲームを行います。6年生同士の対戦、中学生1年生と6年生の対戦、4年生と5年生の対戦などなかなか見ごたえのあるゲームばかりでした。その中で、16人をセレクトして行ったゲームは、4年生が5人、5年生が4人、6年生が7人でガチンコ勝負となりました。ライバルとなる選手をそれぞれ相手方に配置してのゲームは、次第に熱を帯びてきます。

ゲームが終わると、チーム内でリーダーが中心となって「お話合い」をすることになっています。6年生のP選手が「団長、大きい作戦盤を使ってもいいですか・・」と聞くので「いいよ」と話しました。ベンチの後ろでは、選手たちが給水をしながら、ワイワイがやがやとやっています。

ミーティングという話し合いが終わると、何人か残って立ち話をしていのようでした。よく耳を澄ませて聞いていると、6年生のリーダーP選手と4年生のI選手の会話でした。会話というよりは、大きな作戦盤で、P選手がI選手にアドバイスをしている会話でした。二人はその試合、たまたま同じチームのディフェンスで、隣り合うポジションでした。

そのアドバイスの内容が、的確で、しかも具体的なものでした。P選手は、練習や試合中も選手たちにいつも声をかけてくれています。ある時は指示の声、ある時はチームを鼓舞する声をかけてくれています。

普段はおしゃべりな選手も、いざ試合になるとなかなか声を出せる選手は少ないと思っています。なぜ声を出せないのか・と考えると、「頑張ろう!」という声とプレーの「指示の声」は違うからなのでしょうか。よくサッカーを理解し、組織、技術、チーム戦術を理解していなければなかなか指示の声は出ないのかもしれません。そして思いやりのある性格もそうさせるのかもしれません。

アドバイスをもらった4年生のI選手は、そのあとに4年生と5年生が対戦するチャレンジマッチに出場しました。そうした目で見ているのかもしれませんが、動きと考え方が少し変化しているように見えるのは不思議なものですね。

このような場面が増えてくると、わくわくする組織が出来上がるのかもしれません。夏休みは子供たちを格段に成長させてくれる貴重な時間です。楽しみですね。